時価総額とは、市場から見て企業がどれほど大きいのかを一言で示す単一の数字です。発行済みすべての株式を当日の株価で評価した合計額であり、裏に隠された会計上の数値や簿価ではありません。これは単一の掛け算——現在の株価を発行済みの総株数で乗じたもの——であり、企業そのものが変わらなくても株価が動くたびに答えが変わります。具体的な例では、株価が 150 ドルで発行済み株数が 8,000,000,000 株(80 億株)の銘柄の時価総額は 1,200,000,000,000 ドル、つまり 1.2 兆ドルとなり、これは完全にメガキャップの区分に入ります。この数字がどの区分に落ち、株価に対してどれほど敏感かを誠実に確認する最善の手段は、時価総額計算機を実行することです。これが時価総額とメガ/ラージ/ミッド/スモール/マイクロ/ナノの分類を一度で返します。
時価総額=株価×株数:計算例
数字を実際に計算してみます。株価が 150 ドルで発行済み株数が 8,000,000,000 株なので、時価総額は 150 を 8,000,000,000 倍した 1,200,000,000,000 ドルです。これは 1.2 兆ドルの企業であり、1.2 兆ドルは 2,000 億ドルのラインを大きく上回るため、分類器はこれをメガキャップに分類します。計算に入ったものと入らなかったものに着目してください。企業の売上、債務、従業員数、業種はいずれも時価総額自体には関係ありません。関係するのは 2 つの数値だけです。投資家が今まさに 1 株に払っている価格と、その株式が何株存在するかです。どちらか一方を変えれば時価総額は変わります。ビジネスそのものは何も変えなくても、株価が動いただけで時価総額は 1 週間で数千億ドルも変動し得ます。
6 つの規模区分、メガからナノまで
計算機はすべての結果を 6 つの区分のいずれかに分類し、その境界こそが記憶に値する部分です。メガキャップは 2,000 億ドル以上。ラージキャップは 1,000 億ドルから 2,000 億ドル。ミッドキャップは 200 億ドルから 1,000 億ドル。スモールキャップは 30 億ドルから 200 億ドル。マイクロキャップは 5 億ドルから 30 億ドル。ナノキャップは 5 億ドル未満です。先の 1.2 兆ドルの例は最上位、すなわちメガキャップの領域に位置します。5,000 億ドルの企業はラージキャップ、200 億ドルの企業はミッドキャップ、8 億ドルの企業はマイクロキャップになります。区分が重要なのは、規模がリスクと流動性の代理指標だからです。リストの下に行くほど、株価の小さな動きが全体の数字を大きく変えるようになり、取引は通常より薄くなります。
同じ 20 ドルの株価が 2 つの異なる企業になり得る理由
多くの初見の読者がつまずくのが、株価を規模だと見なす間違いです。2 つの企業がいずれもちょうど 1 株 20 ドルで取引されていながら、規模が 25 倍異なることは起こり得ます。規模は株価ではなく株数で決まるからです。企業 A は 2,500,000,000 株(25 億株)を 1 株 20 ドルで持っているので、時価総額は 50,000,000,000 ドル、すなわち 5,000 億ドルのラージキャップです。企業 B は同じ 20 ドルで 100,000,000 株(1 億株)なので、時価総額は 2,000,000,000 ドル、すなわち 200 億ドルのミッドキャップです。同じ価格なのに、一方が 25 倍大きい。株価が安いことはその銘柄が安いか小さいことを意味せず、株価が高いことは高いか大きいことを意味しません。それは単に 1 枚のスライスの価格を伝えているだけです。企業全体が貸借対照表上でどれほど価値があるかのより完全な姿が見たいなら、EV/EBITDAでは債務と現金をその数字に再加算します。時価総額は負債ではなく株式のみを計算するためです。
株価の動きが時価総額に及ぼす影響
時価総額は株価に対して線形です。つまり株数を一定に保てば、株価の一定の割合の動きは時価総額の同じ割合の動きになります。例の 1.2 兆ドルのメガキャップを考えます。株価が 150 ドルから 50% 上昇して 225 ドルになれば、時価総額は 1,800,000,000,000 ドル、すなわち 1.8 兆ドルとなり、依然としてメガキャップです。50% 下落して 75 ドルになれば、時価総額は 600,000,000,000 ドル、すなわち 6,000 億ドルとなり、2,000 億ドルの境界を大きく上回っているので依然としてメガキャップです。この企業が実際にメガキャップの区分から落ちるには、時価総額が 2,000 億ドルを下回らなければならず、8,000,000,000 株の規模では株価が 25 ドルを下回ることが必要です。これは 150 ドルからの 83.3% の下落です。パーセンテージ変化ツールは、あらゆる株価の動きをこの割合に素早く変換する方法です。実際に区分を動かす数字はこれです。
時価総額を価格判断に変える:PER と PEG
時価総額だけでは規模であって、判断ではありません。その銘柄が割安か割高かという判断に変えるには、企業が稼ぐ何かで除算します。最も一般的な方法は株価収益率(PER)です。1.2 兆ドルの時価総額を 1 年間の純利益で割り、その企業が 1 年に 100,000,000,000 ドルを稼ぐなら、PER は 12 です。PER と PBR のバリュエーションツールはまさにその除算を行い、株価純資産倍率(PBR)を併せて、同じ価格に対する第 2 の角度を与えます。成長要因を比較に組み込み、高成長企業が単に高倍率だからという理由で自動的に不利に扱われることを避けるには、PER PEG 計算機は PER を利益成長率で割り、これが PEG 比率です。これにより 2 つの企業は価格単体ではなく、成長 1 単位あたりの価格で比較できます。
時価総額、成長、安全域
時価総額が最後に手渡してくれるのは、全体数字がどれほど速く成長しているかを語る方法です。時価総額が 10 年間で 100,000,000 ドルから 1,000,000,000 ドルに伸びた企業は 10 倍に成長しており、その 2 つの数字を結ぶ単一の年率、すなわち CAGR はおよそ 25.9% です。5 年で倍になる場合は、より控えめな 14.9% です。CAGR 計算機は任意の初期値と終値を期間を通じてその単一の年率に変換し、CAGR の計算方法という関連記事は指数の計算を段階的に示します。規模、倍率、成長率を揃えた時点で、最後の問いは、価格が間違いを犯す余地を残してくれるかということです。これは安全域ツールの役割です。支払い価格と、業務の価値と推定する金額の差を測定するので、単に時価総額が大きいというだけでは、買いの理由になることはありません。